第6話

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まず 認知症の人には 忘れない為の リハビリがあります。 このリハビリは 昨日出来た事が 今日は出来ない… 一時間前に 出来た事が 今は出来ない… こういうのを 観察する為に やるリハビリがあります。       色んなリハビリの中で 計算問題 これは なかなか面白い。 この 問題の出し方とは レベルに応じて 絶対に 100点取れるように 出題します。 とある ばあちゃんは 一桁の計算問題だったり とある ばあちゃんは 二桁の掛け算だったり。           絶対 100点取ると 子供と一緒で また やる気が出て来て もう一枚ってなるんだよね。 そこで 誉めるのが NANA達の役目。         認知症の人は 忘れるのが 病気… 数字さえも 忘れてしまうんだよね… それを いかにして 忘れない様にしていくか 毎日のリハビリに つながっていきます。       何で 100点取れる様に 出題するかって? 認知症の人は 自分が否定されると 物凄く イヤになるからです。 だから 間違ってしまうと 出来る事まで 出来なくなってしまうんです…
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