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机を移動させ終わると、ふいにため息が出た。
「…あのさ、俺が隣ってそんなに嫌?」
「え?」
私は隣を見るとチャラくて有名な結城くんがこっちを見ていた。
結城くんとは話したことがあまりなくて、噂を聞いてるとどうやら私の苦手なタイプだった。
「いや、そんなんじゃないけど…。」
傷つくかなと思ってあえていってみた。
「ふーん。」
…会話終了。
結城くんは嫌そうな顔で周りを見回していた。
私はもとから男子と話すの苦手で下を向いて俯いていた。
すると誰かに肩を叩かれた。
振り向くとそこには、みなみが笑顔で私の方を向いていた。
「班一緒だね!」
「あ、ホントだ!やったー!」
「でも、男子最悪だよ…。」
こっそり耳打ちするみなみ。
私は男子のことはまったく見てなかったけど、結城くんと長嶋くんだった。
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