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──*翌日*──
「タ~ジ~リン♪聞いたぞ?ツッキーを助けたらしいじゃん」
学校の昼休み、汐がニヤニヤと笑いながら遊園地での一件を一樹に尋ねてきた。
「べッ…別に助けてねぇよ!手を握ってただけだし」
「フ~ン…のワリには、だいぶ良い雰囲気だったらしいな?」
明らかに一部始終を知っている汐の言い回しに、一樹は向かい側でカツカレーを食べる椿を睨んだ。
「椿、テメェ…ドコまでを話した?」
「…ん?私がカワイイって?」
「一言も言ってねぇし!」
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