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その後の会話で、涼の家は俺の家から徒歩2分の所にあることが発覚し、一緒に登下校することになった。
あまりにも真っ直ぐな涼に俺は、その1日一緒に居ただけで少しずつ信頼し、受け入れ始めていた。
涼なら俺をバカにしたりなんかしない?
名前だけで見下したりしない?
そんな疑問が確信に変わればいいと、期待している自分も同時にいた。
帰り道、石ころを蹴りながら歩いている涼に向かって、俺は意を決して気になっていたことを吐き出した。
「…あのさ。」
「ん?」
涼はまだ石ころを蹴っていて、下を向いたまま返事をする。
「お前、クラスにBBCで一緒だった奴らが居るのに、何でわざわざ俺についてくるんだよ。そいつらと居ればいいじゃん。」
クラスでバスケをしている奴らは、BBCという小学生を集めたチームに入っていて、週に何回か俺らの小学校の体育館で練習しているらしい。
涼も以前はBBCだったはずだ。
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