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『昨日電話かけ直せんくて
ごめんなぁ‥』
誰もいない空き教室。
菜月と涼子はなんだか
怒っている雰囲気で
すごく気まずい中、
菜月が静かに話し始めた。
「それはいいねんけどさ‥
裕也と千波付き合った
らしいやん?
どういうことなん?」
『分からん‥』
「優はそれでいいの?」
『うん‥
昨日裕也からメールきて
裕也ん家行ったら
千波とヤッてた』
「は⁉」
『裕也にもう関わんなって‥
そんなん言われたら
優はもう何もできん‥
もう‥無理‥』
裕也のあの冷たい瞳。
あんなに拒絶されたら
何も言えない。
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