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「…行ったみたいだな」 隠れていた細い道から出てラークは呟く。 「あの…」 「ん?」 「ありがとうございました」 ペコリと頭を下げた少女にラークは笑みを見せる。 「いや、いいよ。それより、こっち」 「えっ?」 「あいつらがまた戻ってこないとも限らないだろ。だから、もう少し隠れてた方がいい」 そう言うと、ラークは軍のある方へ歩きだした。
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