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「レイドが!?」
「うん。数週間前にいきなりいなくなって…。ディアスさん達も何も聞いてないって」
「他の奴等には?」
「連絡したよ。あとはシルヴィアにだけ伝えてないの」
「よし、それなら僕も行こう」
ラークがシエンと約束していた場所まで来ると、シエンは女の人と話していたが、ラークに気付いて彼を見た。
「隊長、遅くなりました」
「ラークか。…悪い、急用が出来た。僕はこれから登城してくる」
「えっ?じゃあ」
「稽古はまた別の機会だ」
「そんなぁ」
その言葉に肩を落とす。
「行くぞ、リエル」
「う、うん」
落ち込んだラークをリエルと呼ばれた女性が気にしているようだったが、シエンに声を掛けられ二人は城の方へ行ってしまった。
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