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「何でもいいけど……これからどうする?」
「え? あ、あぁ……どうしよっか」
石沢晶と神谷みず希。
二人は高校の同級生にして、フュージョンを基にしたバンド・Tepsのメンバーでもある。
「あ、すいません。コーヒーおかわり」
「……お前、まだ飲むのかよ」
「これで最後にするよ」
かれこれ2時間以上、二人はここにいる。
久しぶりのオフを自宅で過ごそうと思っていた晶の元に、彼女から連絡が来たのは朝9時頃……。
ちょうど、るうなが外出するのを見送った直後だった。
「今から行くからね」
……その1時間後、晶の家にみず希がやって来て、彼を引っ張り出して連れて来たのが、この公園。
それから、この店自慢のサンドイッチを食べて……今に至る。
「……いい加減、用件を言えよ」
「え?」
「用件だよ。お前が何の用事もなく、俺のトコに来るわけないだろうからな」
結局のところ、晶は訳も分からない内に連れて来られたらしい……。
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