プロローグ

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ある都会の裏路地にある少し狭い部屋。 そこに彼女はいた。 年齢は17、髪の長さはショートヘアー、色はブラウンで、身長は163cm。 顔は、綺麗というより可愛い部類に入るだろう。 彼女の名前は『柊 綾香 ヒイラギ アヤカ』。 なぜ彼女が裏路地にある少し狭い部屋にいるのか。 それは目標の一つだった、自分の店を持つという願いが叶ったからだ。 そう、綾香は今までに貯めたお金を使って、自分の店を買ったのだった。 綾香の仕事とは、『情報屋』というものである。 この、情報屋というのは情報を売り買いする仕事だが、その情報を集める方法は大きく分けて2パターンある。 まず、部屋にこもりハッキングをして情報を集めるパターン。 そして、自ら動き細かな人間関係、書類、機密などを集めるパターンがある。 綾香は、前者だ。 「ふぅ、もうだいぶ片付いたわね」そんな、無機質な声が部屋に響いた。 ずいぶん部屋の中は片付き、部屋は少し広く見える。 今この時間、この場所で、私の情報屋としての人生は始まった。
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