0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
ある都会の裏路地にある少し狭い部屋。
そこに彼女はいた。
年齢は17、髪の長さはショートヘアー、色はブラウンで、身長は163cm。
顔は、綺麗というより可愛い部類に入るだろう。
彼女の名前は『柊 綾香 ヒイラギ アヤカ』。
なぜ彼女が裏路地にある少し狭い部屋にいるのか。
それは目標の一つだった、自分の店を持つという願いが叶ったからだ。
そう、綾香は今までに貯めたお金を使って、自分の店を買ったのだった。
綾香の仕事とは、『情報屋』というものである。
この、情報屋というのは情報を売り買いする仕事だが、その情報を集める方法は大きく分けて2パターンある。
まず、部屋にこもりハッキングをして情報を集めるパターン。
そして、自ら動き細かな人間関係、書類、機密などを集めるパターンがある。
綾香は、前者だ。
「ふぅ、もうだいぶ片付いたわね」そんな、無機質な声が部屋に響いた。
ずいぶん部屋の中は片付き、部屋は少し広く見える。
今この時間、この場所で、私の情報屋としての人生は始まった。
最初のコメントを投稿しよう!