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"ウゥー"
"ピーポー ピーポー"
午前1時。
パトカーと、救急車の音で目が覚めた。
「……」
うるさいなぁ、と思いながら考える。
確か眠りについたのは、午前0時を廻った頃だったか。
本来なら、通常通りの営業時間に終わるはずだった彼の勤める美容院は、ある客によって大幅に閉店時刻を過ぎてしまったのだった。
おかげで帰宅は午後10時半を廻り、遅めの夕飯をとり、入浴をすませた頃には、午後11時半を過ぎていた。
やっと眠りにつけると、ベッドに倒れ込んだ1時間後にこれだ。
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