覚醒

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さて……どうしたものか…… 狩人 「なぁ白いの。お前、『邪魔をするならお前も殺す』って言ったよな?」 白いマキナ 「それがどうした」 狩人 「お前の目的はなんだ?邪魔はする気はない。なんなら協力だってしてやる」 白いマキナ 「うるさい!俺はアイツを殺したいだけだ!矢島の……親友の仇を討ちたいだけなんだよ!」 白いマキナの刀の先には先ほど踵落としを喰らった深い緑……深緑色をしたマキナが銃口を向けていて……! 狩人 「あぶねぇ!」 気付いたら白いマキナの盾となって銃弾を喰らい続けていた。 白いマキナ 「っ!?お前何やって」 狩人 「五月蝿い!仇なんだろ?今がチャンスだろうが!早くやれ!!」 俺が白いマキナに怒鳴りつけていると突然銃撃が止んだ。 何事かと顔を上げると黄色いマキナが深緑色をしたマキナ(以下深緑マキナ)に鉄杭を撃ち付けていた。 黄色いマキナ 「お前の相手は僕っすよ!」 森次 「まて木下!今は」 すると深緑マキナは標準を木下に変え、また銃撃を開始する。 木下 「うわわっ!」 すると黄色いマキナの腕が銃弾により吹き飛ぶ。 木下 「くっ!このぉぉぉ!」 白いマキナ 「止めろぉぉぉ!」 木下はもう片腕を槍のように突き出すとどうやら腕は伸縮自在らしく、深緑マキナのコックピットを貫いた。 そこからは大量のオイルと血液が飛び出し、そのマキナはゆっくり沈んでいった。いや、崩れ落ちるスピードは至って普通だったかもしれないが俺にはずいぶんゆっくりに感じた。
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