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『慰謝料…?お金で愛を清算かぁ…いいんじゃない』
『達也さんに真意を聞こうとしても何も言わないのよ』
『もう終ったのよ久美なら直ぐ新しい彼氏出来るよ』
『いい思い出として心の引き出しに残しておけば?』
友人も心配し励ましてくれてはいたが…
夢心地の2年間を想えば想うほど…
驚き…
不信…
悲しみ…
恨み…
憎しみ…
失意…etc
ネガティブな感情ばかりが交錯する葛藤の数ヵ月を過ごした私でした。
…………
夢心地の2年間…
そして。
一方的に別れを宣告され…
あらゆるネガティブな感情と葛藤しながら失意のドン底で過ごし…
数ヵ月が経った頃…
『久美に渡したお金…住宅資金の名目で会社から借りたらしいよ』
『でもマイホームも作ったから…少し多目に借りたのかもね』
意外な事実を友人に教えてもらい…
そうまでして別れを告げなければならなかった…
達也さんの決意の強さを改めて感じると…
『家にも会社にも連絡しないで』との…
言葉に逆らって何度も電話しようとしたが…
返事が怖くて出来ずにいた未練心が…
少しずつ変化して…
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