プロローグ

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ここは最寄り駅から 徒歩7分。 都内に建つある高校。 その中の一年六組。 一年六組は そこまで問題が あるわけじゃなくて ただ成績がいまいちだったり、 中学時代に先生とも 打ち解けられなかったり、 一時期不登校だったり… ちょっとした 問題がある子達が 集まったクラス。 もちろん普通の子達も いるけれど。 そのクラスのメンバーは 「高木 今日って雨降るの?」 「あー天気予報 見てなかったんだな? 龍太郎は」 「うっ、うっさい!」 高木雄也。 森本龍太郎。 「よっしゃー 力出てきたぞ!」 「大ちゃんバカっぽーい」 知念侑李。 有岡大貴。 「うまいね、裕翔くん」 「うん!おいしーい!」 山田涼介。 中島裕翔。 それに 「傘、おれも忘れた…」 岡本圭人。 「またやってる! 知念と有岡ポーズ」 伊野尾慧。 「山田!裕翔! そんなに苺ポッキー 食べてると 顔が苺になるぞー!」 八乙女光。 「ぎゃはは! つまんねー光!」 薮宏太。 入学して このクラスになって 少し人間関係に不安があった 十人だったけど 今はとっても仲がいい 計十人。 この話は、 心を閉ざしていたり 誰にも本音が言えなかったり 自分ばかりが荷物を 背負ってしまうような ある三人が 一人一人、大切な人に 助けられた… 過去の話。
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