葛藤と虚しさ。

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君は怯えて私を見る。 逃げる体制になり、私は距離を置く。 日々少しずつ距離を縮め君を触った時、許された気がした。 黒い光沢のある柔らかい毛、気持ち良さそうに細める目、甘えた声…全て全てが愛おしぃ。 君を連れて帰りたかったけど、やっぱり自由が良いんだね。 君は老いても強く美しい…私の中でお腹を出して甘える君が鳴く度、胸が締め付けられる。 金色の目が闇の中に消えて行く。 忘れないでと告げながら…。
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