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「分からねぇな…でもその女の子がどうかしたのか?」
春久はいつしか真剣な表情となり俺に聞いてきた。
「俺…初めての恋…と言うより一目惚れだ…」
「―――――――っ!」
俺の言葉に春久は目を見開き驚きを隠せない表情で話してくる。
「女に興味を示さなかったお前が一目惚れっ!? 一大事だなっ!」
「一大事って…」
あまりにも大袈裟な春久の発言に俺は困り顔を見せて反応する。
春久…少し俺に失礼だよ…
しかし、親友の春久君はやはり驚きを隠せなようです。
「いや一大事だろっ! 早速その女の子とやらを確認しに行くぞっ!」
「えぇっ…!?」
そう言ってまたも春久は俺の腕を乱暴に掴み続いて屋上から教室へ向かった。
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