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俺の視界に一人の人物が映った。
廊下側の端の席で黙々と本を読む一人の少女。
しかし普通と言うには程遠く、髪の色は白く周囲の人間と比べると雰囲気その物が漠然と違っていた。
しかし――――――
(―――――っ… 可愛い…)
単純に可愛いと思いました。
可愛い通り越して“かあいい”か…?
まぁ何だかんだ俺にとってそれが初めての一目惚れというやつでした。
「おいっ! 純っ! 聞いてんのかっ」
隣から聞こえる春久の声により引き戻された俺は少し怒り気味に態度を変えて春久に言う。
「うるさいなぁ… 耳元で怒鳴らなくても良いだろ」
「俺の話を聞かないお前が悪いっ!」
春久に反省の色はなく、寧ろ
自分を正当化させています。
質が悪いです。
そして同時に一時間目の授業が始まるチャイムが鳴り響いた。
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