序章

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「Ⅳ型の重解の時の漸化式はやってないので、問題を作ってきました」 そう言って先生は、黒板に問題を書きはじめた。 自己紹介が遅れた(?)な。 俺は栄井祐希。 西堂魔術学校に通う、普通(?)の高校二年生だ。 んで、今は数学の授業中。 ……魔術学校なのに数学かよ。 しかも普通の高校より授業が早く、高二の5月でもう漸化式。 「数学的帰納法は、証明方法の……」 やっべ、板書してねーっ!! しかも漸化式終わってるし! ついて行けるかーっ!! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ここ、西堂魔術学校は、世界に一つだけの花…… コホン、世界に一つだけの魔術学校だ。
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