お姫様は眠らない。

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僕は君の傍にいても まだ怒らせてしまうだけかもしれない。 あの首の後ろを焼きつけるような あの心臓が吹き出しそうな あの鳥のようなさえずりも あの日その世界に会わなければ 僕はただの僕で、 君は君でしかなかったんだろう。 そう。君に僕を解ってもらおうなんて、思わない。 僕が君の、君の…。
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