1、夢乃落園

1/2
前へ
/11ページ
次へ

1、夢乃落園

闇の奥で親鳥が激しく鳴いている夢を見た__。 シャツが肌にまとわりつく気が晴れない朝だった。 クラスのみんなは会長の話も聞かないでダルそうにそれぞれノートなり下敷きなりを扇いでいる。 たわいもない風景。 薄汚い言葉たち。 少なくとも空気に漂って混じり合って、それを吸って生きていると思うと肝が出そうだった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加