入学式

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はじめまして。 私の名前は泉春香。 母の薦めで"天時九学園"に入学することになった所謂女子高生。 そして今日は入学式!! 今母の車で学校に向かってる。 「ねぇお母さん。天時九学園って何処にあるの?」 実は私、入学試験受けてないんです。 「死界と人間界の狭間よ」 「死界?何それ」 私がそう聞くと母は私の方をみた。 「言ってなかった?まぁいいわ。行けばわかると思うし」 そう言うと母は前を向く。 死界って何よそれ… 30分後天時九学園についた。 「何も変わらないのね」 車から降りると母は懐かしそうにそう言う。 「美香?」 いきなり空の方から男の人の声がした。 「ハミル?ハミルなの?」 「そうだよ。美香久しぶり」 その声と共に空から男の人が降りてきた。 えっ…いや普通に説明しちゃったけど えー!! この人空から来たよ? なんなの?なんなの? 「キャーハミル。あんた前よりかっこよくなったわね」 「美香は少し老けた?」 「…あんたの毒舌は治らないのね」 母は呆れたような顔をしているけど凄く楽しそうだ。 「生まれつき。それよりこの娘誰?」
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