急接近

4/6
前へ
/15ページ
次へ
りあるに携帯おとした。 えっ…えっ……ええっ?! なんであっくんさんから?! しかもなんでアドレス知ってんの?! てかいまどこってなんで?! いろいろ疑問が浮かんでテンパったけど,平然を装って 「○○駅の近くです」 ってだけ送った。 かわいくないって、自分でも思う。 すると、さらに心臓が飛び出す返事が返ってきた。 「電話おしえてくださいな」 え?!え?! 何故に?! とりあえず電話できる機会を逃しちゃいけないと思って, 30秒ぐらいの速さで返信した。 すると,すぐディスプレイに知らない番号。 「はいっ!ひろみです!」 …うん。1コールで出ちゃったよね。 「はやいなあ!」 せんぱいが笑いながらそう言った途端に恥ずかしくなって, 「なんか用ですか?」 ってすぐ聞いた。 すると, 「いやどっか近くいるなら俺ら飲みしてるから来ないかと思ってさ!」 まさかのデートのお誘い…!(違うけど) 「はいっいきます!」 場所をきいて電話をきると, さっきまでの落ち込んだ気持ちもふっとんでた。 あっくんさんに会うの あの時以来だなあ… そうやって考えたとき, 自分でもびっくりするぐらいに心臓が高鳴ってることに気づいた。 あ… まずい。 あたし、あっくんさんのこと好きになりそう。 ほんとにそう思った。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加