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金 金造×廉造
俺の一番大好きな廉造
あいつと離れると愛しくて
何も手に付かなくなる…
?「……い…金兄……金兄!」
誰かの声?
頭いてぇ
ゆっくりと目が開く。
そこには、弟の廉造がいた。
廉造「あ、金兄!良かった。起きたんや」
どういう事や?
廉造「なんも、覚えとらんのやろ?」
全く持ってその通り
金造「何かあったんか?」
廉造「風邪引いて倒れはったんや!」
ハハハ、有り得へん
でも、頭痛いし…
熱っぽいし…
考え事をしていて静かな部屋に腹の音が鳴り響いた。
廉造「ハハハ!腹減ってるんか今なんか持って来るわ」
そう言って廉造は部屋を出た。
それから少しして、自分の分と俺の分の飯を持って来た。
廉造「お粥作ったさかい、食べさしたる!」
そう言って、お粥を冷ましていく
廉造「はい、アーンして」
恥ずかしいけど、ここは甘えたるか
そう考え口を開けた。
金造「アーン」
しかし俺の口は空を噛んだ。
お粥は、廉造の口に納められた
廉造「うん!美味い」
口をモグモグと動かしながら言う廉造を引き寄せた。
そして廉造の唇に自分の唇を重ねた。
最初はビックリして固まっていた廉造だったが抵抗し始めた。
廉造「ん!?何、んぅ」
廉造が口を開けた瞬間に、舌をゆっくりと侵入させる。
廉造「んぅ、ん…ふぅ、ん」
口腔を探るように舌を動かすと廉造から甘い声が漏れる。
それを聴きながら、廉造のお粥を舌で奪って行く。
ひとしきり奪ったあと唇を離すと、どちらのか分からない唾液が銀糸を引いていた。
廉造「ハァハァ、金兄お粥奪いはったやろ」
廉造は俯きながら言った。
金造「美味かったで!ご馳走さん」
ペロッと舌をだすと、廉造は俯きながら布団に入ってきた。
金造「何や、一緒に寝たいんか?」
廉造「うん、そやな」
そう言うと廉造はゆっくりと眠りについた。
それを見ていた俺もいつの間にか眠りについていた。
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