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「女子は左のくじ、男子は右のくじを引けよー」
その先生の言葉を合図に次々と生徒がくじを引いていく。
「よっしゃー!俺セーフ♪」
「俺も」
「私も大丈夫」
そんな声が聞こえてくる。
「俺らもパッパと引いて終わらせようぜ」
「そうだな」
龍波のあとに続いてくじを引く。
「俺、大丈夫だったけど海翔は?」
「………」
「?」
龍波が俺のくじを覗き込む。
「……くっ、あははっ!お前どんだけくじ運ないんだよ」
「ちげっ、俺は運がいいから当たってんだよ」
龍波に腹を抱えて笑われてる横でふと疑問に思った。
「龍、女子は誰になった?」
「まだ決まってないんじゃね?」
そう言って隣の箱をみる。
「……美南あったりー!」
「頑張ってね」
みな…み?
…………誰だそいつ?
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