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…バスが発進して数分後…俺は『瞑想』を解いた。
「よし」
俺は前の席に移動して《奴ら》の場所をメモ帳に記した。
「鞠川先生、これから俺の言う進路で進んで下さい。」
「えっ?なんでぇ?」
当然の疑問だな
「《奴ら》の位置が分かるので《奴ら》が居ない地域に進もうと思います。」
「まず、次を左に…。」
鞠川先生は首を傾げたが俺の指示通りに進んでくれた。
…数分後…。
「なあ、何で俺らが小室達に付き合わなきゃいけないわけ?…町に戻っても仕方ないだろ?…早く脱出しようぜ?…あと、なに偉そうに進路を優真が決めるわけ?」
「「うるさい!!」」
俺と鞠川先生がハモった。
そこに毒島先輩が追い討ちをかける。
「なら君はどうしたいんだ?」
「うっ…。」
((そのまま黙ってろ))
俺と鞠川先生の心がハモった。
「気に食わねえんだよ。こいつが小室が居ることが!!」
孝は座ったまま応える。
「俺がいつお前に何かしたか?」
「う、うるせぇ!!」
男子生徒はキレて孝に殴りかかろうと手を挙げた。
ヒュン…ドカッ。
麗に吹っ飛ばされ
「……最低。」
貶された。
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