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「優真はバスだから大丈夫だろう…これに気づいているはずだし。」
天野孔雀はゆっくりした足取りで校内を歩き回り屋上に出た。
「孝、早く!」
永の声と麗の声が聞こえ、孔雀は給水タンクの影に身を潜めた。
永はぐったりしてて柵にもたれかかっている。
「だめ!…永は死なないわ!」
ふむ…永は噛まれているみたいだな。
麗も孝も認めたくないんだろう。
…だかこれは事実、受け入れなきゃ先には進めない。
チラッと下を見ると集まってますねなんて呼ぼう…ゾンビ?屍?…なんでもいいや♪
僕はエアガンを構えて胸に一発…パンッ…。
効いてない…。
頭に一発…パンッ…ドサッ。
情報その一
頭を潰すべし…。
「孝!止めて!永は特別なの!」
「うわああぁぁ…。」
ドカッ…グシャ。
あっちも解決したみたいだな。
見ると…永の頭が潰れてて孝は血のついた金属バットを持っていた。…麗は心無しか俯いて泣いていた。
「永…永…。」
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