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孔雀は二人に向かって歩き出した。
「生き延びる覚悟はあるか!?」
孝は泣いている麗に何も出来ず立ち尽くしていた。
「生き延びる覚悟はあるか!?」
遠くから孔雀が歩きながらそんなことを聞いてきた。
「か、覚悟?」
麗の質問に孔雀はエアガンを麗に向けた。
「孔雀!?何してんだ?」
俺は麗の前に立ち孔雀に問い詰めた。
「泣いてる暇があるならなぜ逃げない。…死にたいのか?現実を受け入れろ!…出来なければ選べ!…今、ここで死ぬか。それとも生き延びて笑い合うか選べ!麗!孝!」
瞬間、俺の体が熱くなった。さらに、口が勝手に動いて麗とハモった。
「「生きたい!!」」
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