出会い

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ある6月の日、誕生日を迎えたその男。 (誕生日、今日なんだ。たまには質問してみようかな。) 【お誕生日おめでとう、今年で何歳になるのかなっ?】って 打ってみた。 そうしてお互いを少しずつ知りたいと思うように。 【ありがとう。今年はもう誰からも誕生日なんて、祝ってもらえるとは思わなかったよ。君よりはかなり年上だよきっと】 とは言われても 別に何歳でも良かった。誰からもって…。 ありがとうなんて、そんな 大したことじゃないのに…。 その頃の私には 別居している旦那がいたし 何より 子育てや 仕事 家事でいっぱい いっぱいだった。 子供が寝た後に ちょこっと見る程度。 唯一の自分の時間だった。 そうやって ひと時 その男との時間を重ねる。 ×1、恋愛は離婚後も何度かしたが、現在は彼女はいない。 娘が二人。 現在は転勤中で、実家はどうやら私も行ったことある県だ。 仕事は事務的なこと…。 詳しくはお互い聞かない。 それが暗黙のルールだと思っていたし、これ以上、求めるものは何もない。 簡単なやり取りとは 言っても その頃になると、 私は仕事がまた忙しなり、 子供を寝付け サイトを開かぬまま、疲れてそのまま寝てしまうことが 多かった。 これ以上 深めることもないそう感じるようになっていたある日…。
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