見つけた。

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それから僕は説得したマネージャーとあらゆるスケジュールの調整に入った。今月は無理としても来月の仕事を何とかやり抜けば一日くらい空く日が作れるはず。と期待したがそれは難航した。こうして見ると自分の仕事量の多さに愕然とさせられてしまう。僕は改めて良くこんなスケジュールを毎日こなしていたもんだ!となぜかしら自分を少し褒めてやりたくなっていた。我に返り彼女の事が頭に浮かんだ。どうしても彼女に会いたい!会っていっぱい話したい事がある。そして僕のメールに返事をしてくれた事にありがとうが言いたい。更にはこの先もずっと僕のそばにいてくれて支えて欲しいと言いたい。直接。僕はすぐにでも彼女と話しをしたかった。`今どうしてる?ちょっとね今すごく抱き締めたくて'彼女は`どうした?健ちゃん?何かあったの!'いつも優しい`早く会いたい会ってすぐに抱き締めるからね!いいね。'僕は欲望をぶつける`抱き締めてくれるの?ありがとう。私会える日を楽しみに待ってるね'きちんと受け止めてくれる。`会ったら問答無用で抱き締めるんだから'僕はもう我慢出来なかった。`分かった。私も早く会いたい。'彼女の中に溶け込みそうになっていた。
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