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「いいよ。どんなお話なのかな」
良かった!彼女からメールがあって。
「ありがとう。すぐにマネージャーからメールが行くと思うから待ってて」
マネージャーは既にサイト登録がすんでいた。「じゃあ打つわよ!彼女にメール」
`マネージャーのMです。貴方が健のお相手ですね?よろしくお願いします。早速ですがいつまでもサイトにいるわけにもいきませんので貴方さえよろしければ健とアドレスの交換をしていただけませんか?出来れば早い方が助かります'彼女からはすぐに返信があった。 `私もそうしたいと思いますが本当にそんな事が出来るのでしょうか?サイトは文字化けしてしまいますし、沢山のお金がかかると聞きましたが。'僕はマネージャーの真横で食い入る様に彼女からのメールの文字に着いて行った。
`そこは私が何とかいたします。貴方は健とアドレス交換の意思があるのかどうかだけでもハッキリさせていただけませんか?'
マネは単刀直入に文字を打つ。
`はい。交換したいと思っています。'彼女はいつも素直でいてくれる。
`分りました。ではこのあとの事は全て私にお任せいただけますか?追々連絡いたします。'
彼女は仕事に戻ったのだろうその日はそれきりメールを寄越さなかった。
アドレスを交換すれば彼女に高いお金を使わせて連絡をとらなくていい。それだけでも僕達二人には大きな変化じゃないか。よし!一歩ずつ進んで行こう。二人なら何も怖くはない。
彼女にその気があってホッとしている自分がいた。もっと本音で彼女にぶち当たりたい!
僕は嬉しさで胸の鼓動が次第に大きくなるのが分かった。
いきなりマネが肩をたたいた。「健。貴方専用の携帯を作るわよ!」
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