6人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に!いいの?」僕は夢にも思っても見なかった。
「そうしなければ何も始まらないでしょ?第一貴方はこの先どうやって彼女と繋がっているつもりだったの?」マネは軽く鼻で笑った。ああそうか!と僕は思った。僕は彼女に会う事だけを前提に考えていたが直接繋がる方法はそこにあったんだ!なんて名案なんだ。
「すぐに作るわよ。こんな事は早い方が得策だわ!」マネが膝を叩く。
「分かった。いつ?これから?」
早速の話にワクワクしていた。
「それとなく事務所に話をしてくるから健はこのまま待ってて。黙ってやっちゃうとあとで分かった時に面倒でしょ?」
さすが敏腕マネージャー、頼り甲斐があるよ。僕はそう言って立ち去ったマネージャーを待っている間にメールを作っていた。彼女宛のメールだ。
ようやく彼女が僕のものになる。と思うといやでもテンションが上がってきていた。この気持ちを彼女にどう話そう。なんて伝えよう。僕は嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
`マネージャーと話し、した?詳しい事はまた伝えるから正直な気持ちを教えて欲しい。僕と会う前にアドレスの交換をしたいと思う?その方が早いでしょ?'
彼女からは意外な言葉が返って来た。
最初のコメントを投稿しよう!