見つけた。

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そのうち僕は彼女に会える事を願うようになった。パンパンに詰まったスケジュールは一年後まで開ける隙間はなかったがどうにか調整して一日位何とかなるだろう。いや、時間を作らなければいつまで経っても彼女には会えない。そんなの嫌だ。一度でも彼女に会って連絡先の交換でもしないと彼女が逃げて行ってしまうような気がしてならなかった。僕は彼女に自分のそばにいて欲しいと常に心の中で祈っていた。貴方に会いたいとメールすると`私も会いたい'と返って来た。よしとガッツポーズを作り二人の気持ちは同じだと少しずつ確信して行った。
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