第一部 序章

10/11
前へ
/191ページ
次へ
鍋の中は十分に脂が広がっている。 そこでぶつ切りにした肉を投入。 ジューという音と共にまた美味しそうな匂いが広がる。 …レアでもいいよね? 岩塩を振りかけながら、火の通りぐあいを見る。 …もう食べるっ! 再び石に今度は水属性の魔力を込め、ウォーターと唱えて火を消した。 消すのに二回ほど唱えた。 いい加減魔力のコントロールを覚えなくてはとは思うものの、豊富過ぎる魔力のせいでなかなか感覚が掴めない。 威力を100分の1に抑えるこの魔法具である指輪のお陰でやっと丁度いい加減で扱えるほど。
/191ページ

最初のコメントを投稿しよう!

262人が本棚に入れています
本棚に追加