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「そうです。
何かご用ですか?」
多分戦闘になるんだろうなぁ。
「けっ、お前ガキだろ?
んなガキが破壊の総者なんて信じられねぇんだよなぁ。
なぁ、俺と戦ってみろよ」
近寄ってきた彼からは汗とタバコなどが入り交じった、ちょっと気持ち悪くなる臭いが…。
お風呂入ってるのかな?
「あの…戦うその前にお風呂へ入った方がいいですよ?
その、少し臭います」
「俺様と戦うのが恐いのか、このガキが!
ぐだぐだ言わず、さっさと戦え!!」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに突然初級魔法のファイアーが飛んできた。
詠唱破棄なんてびっくりするじゃないですか!
「突然何するんですか!
ここには人がたくさんいるんですよ、危ないです!
仕方ないです。
捕縛!」
瞬間彼の体にロープがぐるぐると巻き付いていた。
「僕は人とは戦いたくないんですよ。
でも、戦って認められるならばと思って戦おうって思ったんです。
でもあなたは周りの方々に危険な事をしました。
だから戦いません。
僕がここから離れるまでそのロープは解けないので、少し頭を冷やしてくださいね」
そう声をかけてすぐに受付へ向かった。
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