第一部 序章

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小指の先ほどの小さな炎が飛び出した。 それからほどなくしてパチパチと楽しげな音を奏でだした。 そこで鍋を火の上に浮かせ、温める。 十分に温まったかなと思った所で、先ほど取れた魔物の脂肪をひき脂を伸ばす。 はぁいい匂い。 じわっと唾液が滲み出てきた。 「ミュー!」 もうミューは肉を食べ終えたようだった。 いやいや、自分と同じぐらいの大きさの肉を食べてまだ欲しがるの!? 昨日まではあんまり食べてなかったのに…本来の食欲? …大きくなったら、食べるもの絶対無くなるし。 またボックスからミューと同じぐらいの大きさの肉を取りだし与える。 …今度育て方でも調べるか。
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