青空の元

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「ねぇ……知ってる?人間の内臓ってかなぁぁぁぁり高く売れるんだよ?」 「貴様は何をするつもりだ!!いや、まて……。包丁は危険だ!!バッキャロー!!だからって、拳銃は危険じゃない訳じゃないぞ!!いや、違うぞ俺。突っ込みどころがちがぁう!!何で、リボルバー式の拳銃があるんだよ!!」 「リボルバー式じゃないわ。マシンガン式よ!!」 「なんだよ!!ハンドガンタイプマシンガンって!!最強じゃねーかよ!!一躍時の人だよ!!」 「しかも、装填数は∞。」 「時の人どころじゃねぇぇぇぇ!!地球の支配者になれるぞ!!」 「ま、冗談よ」 「そうじゃなきゃ、困るわ!?」 「半分はね。」 「残りの半分は!?残りの半分はどうなってんの!?」 音穏がかたっと、拳銃(?)を机の上に置くと、再び元の空気へと戻った。 「まぁ、ふざけるのはこれくらいにして……。早速本題よ!!」 本題にたどり着くまで、何故こんな遠回りをしなくてはならなかったのだろうか? 「たく、何で本題にたどり着くまで、こんなにも時間がかかる遠回りをしなくてはならなかったのよ」 「十中八九お前のせいだろうがよ!!」 「とりあえず、速くやるわよ」 「誰を殺るんだ?」 「その殺るじゃないわよ!!…………………はぁ、あんたは人を何だと思ってるのよ。」 「切り裂きジャックの子孫で、現在296を切り裂き殺している、超一級危険人物。」 「先ずは、あんたのその芸達者な舌を切り裂いてやろうか?」 机の上にあった包丁の刃を俺に突き付けてきた。 「め…目がマジですよ?音穏さん。」 「うん、だってマジだもん♪」 本当にこいつならやりかねない。いろんな意味で。 「とりあえず、速くやるわよ。たく、本当に次変なこと言ったら舌を切り裂いたあと、朝礼台に打ち首曝すわよ!!」 今、理想が現実になろうとしているよ。 とりあえず 『行雲栄麻・高校入学二年生享年17歳。死因は、幼馴染みの鬱憤払いと見られる。』 なんて新聞に掲載されるのは嫌だからな。 まだ、死にたくもないし。「で?何をするつもりだ。」 「トランプよ」 「まてーい!!貴様は、それだけの為にこんな朝早くしかも、メッチャ太陽がジリジリと照り返す中で『10分で来ないと極刑だかんね!!あんたの家ん中が黒一色で染められたくなかったらさっさときなしゃい!!』って縁起でもないことだが本当にやりかねなさそうな脅迫で俺を呼んだのかよ!!」 「ええ、そうよ。」 「胸はって言うことか!!」
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