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「お前なんて生まなければ
あの人は、今も私の傍で、
私を見て、笑っていたのに!!」
母からの憎しみ
――慣れている筈なのに。
ナグマの胸は、酷く痛む。
――パーン……ッ!
乾いた音が響き渡る。
トルティアが、女性の頬を
平手で叩いた音だ。
ナグマは驚き、呆然と、その
光景をただ、見つめていた。
「ごめんなさいお義母様。
あたしには、
貴女が理解出来ないし、
理解したくもない!!」
トルティアの瞳には怒りが
宿っている。
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