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「赤ちゃんが出来たみたい」
その微笑みは、暖かい。
「あかちゃぁ?」
トルテは、不思議そうに
見上げている。
「赤……ちゃん?」
ナグマはまぶたを見開き、
口に手をあてた。
「……こんな時に……?」
「ナグマ、叩いていい?」
トルティアは不機嫌な顔で
ナグマを睨んでいる。
「な、何故!?」
ナグマは思わず、トルティアから離れようとした。
「こんな時に……って何?」
「……私が父上を……。
……トル、テ……が……」
ナグマは動揺を隠せない。
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