1人が本棚に入れています
本棚に追加
「でね、お願いがあるの」
トルティアは上目使いで
ナグマを見た。
「唐突ですね……。
何ですか?」
「あたし、お義母様と
離れたいの。
だからここから引越したい!
お義母様がこの家を出ていく事ってないでしょ?」
その声は叫びにも似ていた。
「この家には父上のお墓が
ありますからね」
ナグマはため息をつく。
「お義母様は絶対、トルテを
貴方と同じ目に遭わせる!!」
そこまで言うと、トルティアは呼吸を整える。
最初のコメントを投稿しよう!