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「ごめんなシュール。
ほっぺた、痛くないか?
父さんつい……」
「へーき!」
ニカッと笑うシュール。
シュールが大人になるまで――
この笑顔を守るのが、俺の宿命だと信じたい。
――小さな事で
揺らぐのはやめよう。
分からなければ、チェフィさんに訊いて、次に答えられる様になればいい。
シュールはそんな事で、
俺に失望したりはしないだろうから。
「シュール、チェフィさん、
レイサくん。
食堂に行こうか」
「うん! ごはーん」
俺達は、
『家』に向かって歩き出した。
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