ピンクのリボンを用意しましょう。

3/7
前へ
/58ページ
次へ
その銀髪には純白のリボンが飾られ、白い肌に、純白のフリル満載のワンピース。 誰に訊いても、 『可愛い女の子』 だと言うだろう。 「お帰りなさい。リバトゥム」 そして、奇跡と崇めたくなる 全てを包む優しい微笑み。 しかし、目の前の少女―― いや少年は、リバトゥムの 2歳上の兄、トルテだった。 「リボン、かわいいね」 「リバ、男だもん。 うれしくないよ」 リバトゥムは拗ねた様に呟く。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加