ピンクのリボンを用意しましょう。

4/7
前へ
/58ページ
次へ
「お帰り!  可愛いじゃない! 流石 私の息子!」 そう言って抱きついたのは トルテを大人の女性にして、 銀髪を艶のある黒髪に変えた感じの女性――母―― トルティア・ライベイト。 「母さまっ!?」 「おかえりなさい。 ちぃにいさま。かわいいよ」 比較的冷静に語り掛ける、 艶のある短い黒髪とリバトゥムにそっくりな少年。 2歳下の弟―― クレシェ・ライベイト。 「みんなして、ひどいよ」 リバトゥムは、 拗ねた様に頬を脹らませる。 トルテがその頬をつつく。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加