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ハルザードの顔はみるみる
青ざめていった。
まるで
世界の終わりが近いかの様な。
ハルザードにとっては
そうなのだろう。
「……効率良いダイエット法を
知らんか?」
ハルザードは冷や汗を顔中から
だらだらと垂らしている。
「……家は、皆痩せて……
いますから、ハゲザード」
ナグマの意識は
朦朧とし始めている。
「ハゲザード言うな……
16年振りは堪える」
若い頃から髪が薄かった彼の
あだ名だったのだ。
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