自己(月)

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 《飛べない鳥》   以前見た夢は、鳥が主人公だった 舞台は私が幼少期住んでた所で、登場人物もその頃の人達 その鳥はすごく変わった鳥で、サイズは私の上半身位だったかな   私達はその子をすごく可愛がってたんだけどね いきなり、原因不明の病に冒されちゃって… 何とか救おうと、みんなでドタバタしてた話だった     あの鳥は私だ 周りの人間の執着的な愛を負担に感じてるのに、妙に遠慮してしまってその場を去れない… 一応可愛がってもらった、恩とかがあってさ だから舞台も、私自身のルーツを表すかのような場所だったんだ   そうしてる内に、何時の間にか心が病んでしまって、飛べないようになったんだと思う 本当は行きたい所があって、そこが鳥にとって心の故郷なんだ でも、心の病みが体まで侵食して、飛べなくなったんだろうね…     心を病み、飛べなくなった鳥… 夢は途中で終わっちゃったから、その鳥が無事飛べるようになったかは判らない… でも、私はいつか此処を飛び立ちたい
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