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《病み》
私は心が病んでいる
いつからだろう
多分もう10年以上前からだろうな
私の中に闇が広がり始めたのは…
よく『変』と言われる
『重い女』とも…
いつもグルグル考え過ぎて、気付いたら自らを極限に追いやっている
誰かに発見された時は発狂寸前
急に言い知れぬ恐怖に襲われる
何かが怖くて、でも何かが判らなくて…
頭の中で誰かに叫ばれてるような感覚に見舞われる
いつも燻る想い…
そのどれもが我儘で、ますます自己嫌悪に陥る
助かる資格も愛される資格も私にはない
私はきっと業が深いから…
悪夢を見てボロ泣きして目が覚める
体中がガタガタ震え、ただただ誰かに抱き締めてもらいたくなる
頭を撫でられて、「大丈夫だよ」と言われたい…
私は病んでいる
昇華されない想いを抱き、どこかに孤独を感じて…
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