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「二次元に行きたい!」
そんな俺の儚くも確かな願い。誰かが聞いたら馬鹿にするだろうか?
今まで何度願っただろう。今まで何度打ち砕かれただろう。それでも今日も俺は願い続ける。
何故二次元に行きたいか? それは俺が俺であるためだ。
自分でいうのもなんだが、俺は三次元なんて今住む小さな暗い玩具箱で踊らされるのは似合わないと思う。
二次元のような刺激ある世界で自分の力を試したいのだ!
例えば愛する誰かを守ったり。その愛する人は決して俺と結ばれてはいけない種族の者だったり。その種族は魔女とか。かわいい魔女っ子のミオリちゃんとか――
「ミオリちゃああああん! 今すぐにでも会いたいよおおハアハア」
はい、俺はただの痛いオタクです。キリッ。
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