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「げ、またきたよあいつ」
「ほんとこりねーよなぁ」
私が教室に入った途端
みんなの視線が私に集中する
この朝の時間だけは
みんなが私に注目する
「みほまだ学校これんの!?」
「イタイ・・・ッ」
一番の親友だった
明菜が髪を思いっ切り
引っ張り上げ怒鳴る
「プハハハ」
周りにはこんな無様な
私を見てわらってる
奴なんかもいたりする
このクラスは
腐ってる。
「あんたにはこれが
お似合いなんだよ!!」
トイレ掃除用のモップが
私の顔面を直撃する
「ギャァ」
絶叫にも似た声を出し
床にたたきつけられる
「ギハハハハきったね
きたねーもんなお掃除しましょーねぇ~~」
悪気もなくモップを
私の顔にあてる
ビチャビチャという
音をたてながら
私の顔は濡れていく
「ウゥ・・・ゲホッ・・!!」
私の小さい漏れ声は
誰にも届かない
生きが止まりそうな
事もだれも気にしない
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