たまご

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細波高校が混乱に包まれる最中、犯人探しに動きがあった。 「おい、フミ。」 彼は“美旗”所属の2年2組の木嶋 友(アバター名;ジャワ)。 フミ「なんだいジャワ。」 フミは仲間からの犯人情報提供メールをチェックしていた。 ジャワ「コイツ。」 そういってジャワは1人のプレイヤーのプロフィール画面を見せた。 フミ「たまご…?」 レベル67 アバター名;たまごのページだった。 たまごの自己紹介にはこう書かれていた、 “はじめまして細波高校2年のたまごです。 美旗のみなさん、 今回の半殺しの件、僕は犯人を知ってます。 連絡待ってます。 ( ̄∀ ̄)” フミ「こいつ誰だ?」 ジャワ「分からない。どこのチームに所属しているのかも全く。 ただ、連絡してみる価値はあるぞ。」 フミ「オッケー。 そいつはお前に任せたよ。 なんとか情報を聞き出せるまで持ってって。 進展があったら俺に連絡をたのむよ。」 ジャワ「了解した。」 そうしてジャワは去っていった。 フミ「たまごか…何者だ…? そして何が狙いなんだ?」 フミはたまごの存在に黒い歯車を感じていた。 フミ「腑に落ちないな…」 5時間目の5分前を知らせるチャイムが鳴った。
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