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序章
時計の針が十二時を差す。
「ウギャ…」という泣き声と同時に音がなり響く。
「おめでとうございます。 かわいい女の子ですよ。」
看護師の腕の中に小さな赤ちゃん
母親は…可愛い我が子の頬を優しく撫でる。
安心したせいか
意識が薄れていく
気がつくとベッドの上にいた。
手は暖かく握られていた。
その先には、愛しい人がいた。
「おめでとう…よく頑張ったな」
「ありがとう」
溢れる涙
やっと待ち望んでいた我が子
退院したら何を教えてあげようか?
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