2011/5/14

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私はシンプルな純白のウエディングドレスを着ています。 今日は私の(実際に付き合っている)彼との結婚式。 私は式場の二階にある、大きな部屋に一人。 赤色で花の模様がついた ゴージャスなソファーが窓辺にいくつか並んでいます。 窓はどれも床から天井まで届くぐらい大きく、 ソファーと同じ柄のカーテンが付けてありました。 私は窓辺に立って外を眺めていました。 この日に満足しきって、微笑んでいます。 一度部屋を見渡し、もう一度外を見ると・・・ 窓のすぐ下の方に車が止まっていました。 そしてその車の横に一人の男性が立っていました・・・ ジョニー・デップです。 しかも、私を見つめています。 私はびっくりして一度隠れてしまいました。 それから本当だったのかと、もう一度窓の外を見ると、 やっぱりジョニー・デップ。 しかも、今度は私を見て笑っています。 ドレス姿の私を「綺麗だ」と思っている事が まるで自分の事のようにはっきりわかり、 私はとうとう落ち着きをなくし、 気を紛らわせるために式場を歩いてみる事にしました。 別のカップルの招待客でにぎわっていました。 そして先ほどの部屋に戻ると、 今度は親や友人が部屋にいて、 ソファーに座っていました。 さっき私がいた窓辺のソファーに母親が座っていて、 その隣にジョニー・デップがいました。 私は嬉しさで泣きそうになりながらも、 ジョニー・デップに「おいで」と合図されて、 横に座っていた母親を押しのけて 彼の横に座りました。 結婚式の日だと言うのに、 私は彼に恋していました。 ・・・END・・・
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