PROLOGUE

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√√√√√√√√√√√√√√ ……「僕は分かっているんだ!こんな授業嘘だ…デタラメだ!」 テスト中、僕は席を立ち声を上げる。 教師『あー…なにを言って…』 教師の声を無視し、言葉を続ける。 ……「僕はなにも成し遂げられず、死んだんだ! 分かってんだよ、そんなこと! こんなことしてなんになるんだよ…。 テストの点が良かったら…天国にでも連れていってくれんのかよ…。」 実際、そうだったらどんなにいいだろうか。 ……「なぁ!誰か答えろよ! 答えてくれよ!」 教師・生徒『………。』 教師も生徒も無言だ。 ……「………くっ。」 その途端、教室のドアが開き、一人の男が入ってくる。 NPC男子1『やべぇ、例の生徒会長だ。』 NPC男子2『なんてタイミングで…。』 NPC男子3『殺されるぞ…。』 生徒会長と言われた男は僕の前まで来て… ……「…っ!?」 襟元を掴んできた。 音無『なら愚痴ってないでさっさとやれよ。 やりたいことがあるんだろう? そいつを果たすためには…さぁ、なにが必要だ! 今なにが必要だ! 答えてみろ!』 真っ直ぐとした瞳で僕を捕らえて離さない。 ……「………。」 音無『ある奴には、過去に立ち向かう勇気が必要だった。 ある奴には、夢を叶える努力が必要だった。 ある奴には、長い時間と仲間が必要だった。 貴様はどれだ?』 その言葉には言いようのない、重みがあった。 およそここに居る教師や生徒には感じない何かを、僕はこの人に感じた。 ……「くっ…今は… 貴方に立ち向かう勇気だ!」 掴まれていた手を振り払い僕は告げる。 すると、 音無『……OK(笑) なんだ、出来るじゃないか(笑) だったら後は分かるだろう? また理不尽な憤りを感じたり、迷ったりしたら、生徒会室へ来い。 俺はそこで、ずっと待ってるからよ(笑)』 そういうと、生徒会長は颯爽と教室を後にした。 NPC男子1『うぉーかっけ~!』 NPC男子2『破天荒過ぎるぜ、なっ!』 NPC女子1『音無さんって言うんだよね!彼女居るのかなぁ!』 NPC女子2『誰かを待ってるとかって噂だよ?』 NPC女子1『ほんとぉ?』 教師『こらこら黙れ、テストに集中しろっ! お前も、早く席につけ。』 ……『くっ……!』 僕は、テストの紙を握り潰した。 √√√√√√√√√√√√√√ NEXT STAGE~
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